「愛の業に励みつつ」 ヨハネによる福音書13:34

「小羊の会」2023年10月5日

★ 法亢聖親牧師からのメッセージ

 「愛の業に励みつつ」             ヨハネ13章34節     
                       
 「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)
 教団の信仰告白の中に「愛のわざに励みつつ」とあるのは誠に素晴らしいことと思います。この一句は、教団信仰告白の教会の項目に載っている教会の働きとしての「礼拝」、「福音の宣ベ伝え」、「聖礼典の執行」に続いて記されています。
 教会の働きとしての愛のわざは欠くことができません。主イエスは言われます。「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)。主イエスの私たちに対する深い愛に根差し、促されて私たちも愛のわざに進むのです。
 初代教会は愛の共同体(コイノニア)そのものでした。信徒たちはすべての物を分け合っていました(使徒2:45)。タビタは、下着や上着を作って皆に喜ばれました。彼女の麗しい生涯こそ真の奉仕者の典型と言うべきでしょう。現在の教会では、どのようなことができるでしょうか。経済的な助けは、公的な役所(社会福祉事務所など)がある程度やってくれるようになりました。教会員の間での金銭的貸し借りは、ご法度です。あまり良い結果は生まれません。(私の場合は、お貸しする時は差し上げるつもりでします。)できることは、寄り添うことと、話を聞いて差し上げることぐらいでしょうか。しかしこれらは、とても大切なことで互いに心掛けたいところです。また教会に一人でも悩みを聞いてくださる友がいれば幸いです。ぜひお互いに友になっていきましょう!
 教会の組織的な働きとしましては、教会学校、婦人会、聖歌隊などがあり、これらは伝道の働きであり、同時に愛のわざと言うべきものだと思います。子供から高齢者にいたる皆さんの良き助けとなることを願い行われています。そのほか教会は平和や人権そして福祉と言ったことについて常に関心を持ちこの推進を祈りもとめること、これも愛のわざに含まれます。具体的に平和主日礼拝、召天者記念礼拝、(敬老祝福礼拝、子供祝福礼拝、成人祝福礼拝、母の日礼拝等)を守っています。様々な救援献金やナルド献金(教会互助)なども積極的に行っています。

注1 壮年会、エウティコ会がかつてありました。
注2 敬老祝福礼拝、子供祝福礼拝、成人祝福礼拝、母の日礼拝等も行っていました。
注3 60年間の間白百合幼稚科を通して地域に仕えてきました。

(参考) 菊地病院の働き・病院伝道、教会員の方々の奉仕活動、牧師の面会・問安、ナルド献金、外部支援クリスマス献金、救援献金、さまざまな署名やカンパ活動、よつ葉会バザー等。

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